トウネツは熱技術で素晴らしい未来を創造します。

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トウネツの技術

アンダーヒーター保持炉

炉内のヒーター保護管 炉内のヒーター保護管
溶湯の対流 溶湯の対流

アンダーヒーター保持炉(横浸漬型ヒーター保持炉)製作の技術は、1982年にトウネツの創業者、望月俊二により開発されました。
従来の保持炉には「熱損失が大きい」、「酸化物生成量が多い」といった多くの短所がありました。 アンダーヒーター保持炉は、そういった短所を克服するため、試作段階での溶湯漏れなど多くの困難を乗り越え実現することになりました。
当初は低圧鋳造用に開発されたアンダーヒーター保持炉ですが、次第にダイカスト用保持炉にも多数採用されるようになります。 アンダーヒーター技術を用いたダイカスト用保持炉はアルアンダー(登録商標)と名づけられ、 現在に至るまで鋳造の現場で多くの支持を得ています。
当技術を使用している炉は、ダイカスト用保持炉と低圧鋳造炉を併せると、国内外でおよそ3000台になります。

アンダーヒーター保持炉とは

ヒーターをサイドの炉壁から挿入するタイプの保持炉です。
熱源がすべてアルミ溶湯の中に浸かっているため、縦浸漬型ヒーター保持炉や上部輻射型ヒーター保持炉に比べて熱効率が非常に良く、省エネや湯境の酸化物の減少に大きな効果があります。

アンダーヒーターのメリット

1. 酸化物の発生を抑える
 オーバーヒートが起きにくく、酸化物の発生・メタルロスが少ない。
 また、清掃頻度が少なくてすむ。
2. 熱効率が良い
 熱ロスが少なく、昇温時間が短いため、省エネに貢献。
3. 溶湯温度の均一化が可能に
 溶湯を下部から加熱することで、炉内に溶湯の対流が生じ温度が均一化され、溶湯品質が向上する。

アンダーヒーター技術を使用したトウネツ製品

・ダイカスト用保持炉(アルアンダー)
・低圧鋳造用保持炉

開発経緯の詳細について

「横浸漬型保持炉アルアンダーの開発物語」をご覧ください。

溶湯搬送システムの開発

ALPS図解

トウネツは、アルミニウム鋳造の更なる発展を目指して、溶湯搬送システムの開発を行っています。
現在、溶解炉から保持炉への溶湯搬送は、一般的に取鍋(とりべ)という容器で行われています。溶解炉で溶けて液状になったアルミを取鍋に移し替え、それをフォークリフトで運搬し、保持炉に流し込む方法です。
アルミ溶湯の表面には、空気に触れることにより酸化皮膜が生成されます。取鍋による搬送だと、液面の激しい揺れや温度変化により、酸化物はより多く、分厚くなっていきます。 酸化物の増加は、アルミロスの増加やアルミ溶湯の汚れ、鋳造製品の品質の低下に繋がってしまいます。
そのため、アルミ溶湯を従来よりも少ない空気接触で搬送することを目指し、開発されたのがトウネツのALPS(アルプス)です。

ALPS(アルプス)について

アルプスとは、炉同士をヒーターで保温されたパイプで繋げ、それを通して溶湯を移動・配湯するためのシステムです。取鍋による従来の溶湯搬送方法と比較し、アルミロスや維持・管理コストを大幅に削減することができます。
アルプスの構造における特徴は、主に以下の二点です。

1. サイフォンの原理で動作
 パイプを溶湯で満たし、装置内を減圧することで、溶湯が減って液面の下がった炉へ、繋がった他の炉から溶湯が自動的に流れ込む。(そのため実際には、繋がった全ての炉の液面が常に同じ高さになる)
2. 炉に固定せずに設置
 パイプは炉に固定されず、炉間に置かれている状態であるため、既存の炉の位置を変えずに導入することが可能。

ALPS(アルプス)のメリット

1. アルミロスが大幅に減少
 パイプ内で空気に触れている面積は減圧部のみと小さく、また従来に比べ、搬送時の空気の巻き込みや液面の揺れがほとんど起こらない。そのため、酸化物の発生によるアルミロスを、従来の約1/6に抑えることができる。
2. 作業環境が向上
 取鍋とフォークリフトでの運搬が不要になるため、溶湯の飛び散りや排ガスによる空気の汚染、工場内での人身事故といった問題を解決する。
3. 維持・管理コストを削減
 人件費や部品の管理費といった維持管理コストを、従来の約1/3に抑える。
4. 地震時にも安全
 地震等の緊急時には、減圧部分が自動的に大気圧に戻り、パイプ内の溶湯が炉に流れ落ちる。そのためパイプ部分からのアルミ漏れの心配がない。

ALPS(アルプス)の仕様等について

アルミ溶湯配湯装置(アルプス)をご覧ください。

主要な開発案件

1982年6月 アンダーヒーター保持炉
1987年5月 超高温炉
1988年12月 配管給湯装置
1992年12月 ノンストーク型定湯面式低圧鋳造用三槽炉(NewLP)
特許第4615300号、第4519806号
1993年3月 ノロ掻き装置
1993年8月 金型予熱バーナ
特許第4290536号
1996年7月 フロート式レベルセンサー
1996年11月 金属溶湯供給装置(アルハート)
特許第3628040号、第3675810号、第3017540号、第4095157号、第3492194号、第3553408号、第3756040号
2005年第三十回発明大賞(日本発明振興協会・日刊工業新聞社共催)にて考案功労賞を受賞
1999年2月 溶湯定量供給用保持炉(アルハート型保持炉)
特許第3485826号、第4431078号
2005年8月 溶湯浸漬型スパイラルヒーター
WO2009/096311
2006年7月 プレキャスト工法
2006年11月 ボードバス工法
2008年12月 ダイレクト排気方式縦型真空加圧脱脂焼結炉(CAVAC)
特許第5265475号
2008年12月 アルミ溶湯用清浄機
2009年6月 アルミ溶湯配湯装置(アルプス)
特許第5237752号
2009年9月 ハンマー式ボード粉砕機
2009年12月 金属溶湯電気加熱式上部浸漬発熱体(アトムヒーター)
2012年6月 ボード埋め込み型ヒーター

特許

取得特許

  •  ■ 金属溶湯用定湯面炉における金属溶湯弁(特許第3392544号)
  •  ■ 金属溶湯用定湯面炉(特許第3415686号)
  •  ■ 回転レトルト式熱処理炉(特許第4782326号)
  •  ■ インライン脱ガス装置(特許第4248798号)
  •  ■ 高圧鋳造用溶湯金属保持炉(特許第4139127号)
  •  ■ 金属溶湯用フィルタ装置(特許第4268679号)
  •  ■ 溶湯面検知センサー(特許第4386822号)
  •  ■ 低圧鋳造用溶湯保持炉及びそこでの溶湯供給方法(特許第4422045号)
  •  ■ ノンストーク型定湯面式低圧鋳造用三槽炉(NewLP)
      (特許第4615300号、第4519806号)
  •  ■ 金型予熱バーナ(特許第4290536号)
  •  ■ 金属溶湯供給装置(アルハート)
      (特許第3628040号、第3675810号、第3017540号、第4095157号、
      第3492194号、第3553408号、第3756040号)
  •  ■ 溶湯定量供給用保持炉(アルハート型保持炉)
      (特許第3485826号、第4431078号)
  •  ■ アルミ溶湯配湯装置(アルプス) (特許第5237752号)
  •  ■ ダイレクト排気方式縦型真空加圧脱脂焼結炉(CAVAC)
      (特許第5265475号)
  •  ■ 溶湯浸漬型スパイラルヒーター(特許第5371784号)

出願中特許

  •  ■ 1室型低圧鋳造用保持炉(特開2013-46922)

海外取得特許

  •  ■ 金属溶湯供給装置(アルハート)(EP0901854)
  •  ■ インライン脱ガス装置(US6887424、EP1336664)
  •  ■ 溶湯定量供給用保持炉(アルハート型保持炉)
      (EP1820585、US7790098、ZL200580040536.5、KR101132930)
  •  ■ ノンストーク型定湯面式低圧鋳造用三槽炉(NewLP)
      (ZL200580040536.5、KR101132930)
  •  ■ 溶湯浸漬型スパイラルヒーター(US8422871)
  •  ■ 溶湯浸漬型スパイラルヒーター(ZL200980103393.6)

海外出願中特許

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